廃材パイプハウスに両面観音開きの大扉をつけるプロジェクトは流れに乗って完成した。
後は、この扉以外の部分を塞ぐ作業が残ってる。
反対側と同じデザインにするために、廃材の板をストックしてある。 何年も前から、、、。
まず、軽トラを出して、板をどける。 軽トラの荷台が丁度いい作業台になる。 奥の廃コンパネは解体現場で獲ってきたにしては状態がいいA級廃材。
まず、適当な廃材をみつくろって、壁を作るための下地の枠を作る。
廃材シングルの壁。 厚み、幅、色、、、と様々な廃材を出来るだけ揃わないようにして、ランダムに組み合わせる。
最初は全体量の中で、ここにコレを使っとこうとか、色々考える。 でも流れが出来ると、考えずにダーッと進み始める。
完成!
思えば、中古のパイプハウスをもらってきてから長い道のりでここまで来た。 最初、2005年にパイプを建てて、普通にビニールを張ってた。 一回台風で飛んで、ビニールを張り直した。 で、更にもう一回飛んでからはしばらく、パイプだけにしてて、下にもロクなものを置いたりしてなかった。
2012年に思い立って、しっかりした屋根を作り始めた。 半分だけ完成して、しばらく放っておいて、2013年にやっと屋根が全部出来た。 で、片方の壁と観音開きの戸は作りかけて、また放置。 で、やっと今年の秋に全て完成した、、、。
その時にある廃材と、自分が、「今やらな!」と思い立たないと出来ない。
元々の道具小屋。 この土地での一番最初の建造物。 奥の三角だけで、後で手前の扇形の軒を出して拡張。 廃瓦と焦げた角材がワイルドなデザイン。
セッパン屋根の廃材で半分は壁と屋根がいけた。 いきつけの金物屋の不揃いなものをもらってためておいた。 今ではもらえない貴重な廃材。
後の半分はロール状のアスファルトシングルの廃材。 これは一本500円で買った。
セッパンはパイプにドリルビスで留めるだけなので、簡単だった。 シングルの方は下地が要るんで、電線のリールの廃材やら、板やら色々と張りまくった。 半々で対照的な屋根。
去年、小さい道具小屋とパイプハウスを貫通させて、行き来できるようにした。 これが画期的な使いやすさを生んだ。
電気工事に使ったVA線(グレーの電線)から、蛍光灯のソケット、蛍光灯、こういうスイッチやコンセント類も全てが廃材。 これらこそ、解体現場でゴミとしてグシャグシャにして棄てられてゆくもの。 しかし、新品を買えばどれもお高い貴重な資材。 こういうものは現場で仕分けとかやってる暇はないらしく、ダンプでドザーッと下ろされる廃材にくっついて来る。 蛍光灯などは、解体される前に取らせてもらう。
天ぷらカーの燃料精製場もこのハウス内にある。 沈殿と貯蔵を兼ねたタンクと、フィルターで濾過するシステム。 これで、燃料費ゼロのカーライフが送れる。 最近はトラブルもなく、天ぷらカーもすこぶる快調。
まあ、家族が生活してる家本体も全てが廃材なのに、こんな作業用の倉庫に新品の材料を買う訳がない。 とは言え、作業を始めてから、いざ解体現場へ!てな事やってては進むものも進まない。
今までの長年の廃材生活の中であらゆる廃材がストックされてる。 だからこそ、「おっ、コレ使お。」と気軽に買わずに廃材だけで、ここまで出来るのだ。
廃材にこだわり過ぎて、時間かかり過ぎて目的が達成できないのも困りもの。 その辺りの見極めが、サラッと判断できるようになると、何を作っても超快適に進むのだ。
こうして振り返ってみると、自分でも、「よーやるわ。」と感心するねー。
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