原始的な農機具、バインダーでの稲刈り中にトラブル発生もセルフメンテで克服
- 山本 さくら
- 2018年10月27日
- 読了時間: 4分
天気が続き、稲刈りの時期が来た。

よく実ってる。

まずは実家のハゼの木(稲の乾燥木)を運ぶ。

二人のリレーで上手く積み込む。

野遊がバインダー担当。 最初にハゼの木を立てる場所を刈る。

杭を運んで。

杭をカケヤで打ち込む。

にこも挑戦。 ソコソコ打ち込めるようになってきた。

畳屋から出る、畳のヘリの廃材で縛る。 これが簡単に縛れて強度が出る最高のヒモ。

二輪車に積み込んで。

ハゼの木の所まで運ぶ。

土歩にバインダー係交代。

と、出だしは好調だったが、刈り始めて1時間ぐらいでバインダーのエンジンの調子が悪くなってきた。 エアクリーナーを外した所。

キャブレターを外して。

汚れが付着して詰まってるような様子はない。

こういう部分も一応パーツクリーナーで洗浄。
これでまた組みなおして再始動。
しばらくは刈れてたが、またまた吹け上がらなくなった、、、。 今度はプラグもチェックしたが、カブってもなければちゃんとスパークしてる。
キャブも詰まってなく、プラグも正常。 これで吹け上がらないとは、燃料が供給されてないのか?

という訳で燃料コックをチェック。 どうも少しガソリンの出が弱い。

もしやと思い、ホースを外すとチョロチョロとガソリンの出が悪い。

キターーー!! タンクの中がサビっ錆。 これが詰まってガソリンが供給されてなかったよう、、、。
タンクを外して中を洗うしかない、、、。 農機具屋の知り合いに聞くと、 「ただ灯油入れて洗っただけではサビは取れんで。」 「ボルトやナットを大量に入れてガシャガシャ振って、中のサビを落とすんや。」 と。

タンクを外して。

廃材天国に持ち帰り、大量のボルトやナットの代わりに砕石で洗う事にした。

ガラガラッと砕石を入れる。 タンク内全体を摩擦するためなので、まあまあの量入れた。

灯油も入れて、ガシャガシャ、ガシャガシャ、、、。

真っ黒い液体がーーー。
何度か灯油を入れ替えてやってると、キレイになってきた。
ホッと一安心した後、 「中々タンクの中の砂利が出ない、、、。」 と、ひたすらガラガラと裏返しにしたタンクを振り続ける事しばし。

写真では全く伝わらないが、ちゃんとエンジンが吹け上がるようになったーー!!

ハゼ掛けチームもここで作業終了。

翌日再開。

その後バインダーの調子もよく、二枚目の田んぼもすぐに刈り終えた。

一番広い三枚目の田んぼまで二日目で刈ってしまえた。 バインダーの調子がよければ刈るだけは超速い。

ハゼ掛けのポイントは、稲の束を1:9ぐらいに分けて掛ける所。

1の方を前の束の下へ潜りこませる。 これで落ちないし、たくさん掛ける事が出来る。

上の小口を堰板で叩く。

ある程度平らにする。

屋根として上にも置く。 これはワラの小口から雨が入らないようにするため。

長靴で上手く歩く。

完成!

スズメ除けの網をかける。

これで全ての田んぼが終了した。

ここ最近の恒例、広くなった田んぼで車の運転の練習。 野遊は廃材天国の庭や田んぼの中では、バッチリ運転出来るようになった。 今は土歩が練習中。
バインダーのトラブルがあったが、丁度3日間で終わった。 丁度3反(約900坪、3000㎡)の田んぼで、実家、廃材の家、弟家族、妹家族分まで自給出来る。 食べる人数総出で作業にかかれば、手で植えて、バインダーで刈って自然乾燥というのでも、楽々こなせる。
特にうちの子どもたちが一人前になりつつあるので、超助かる。 上の二人は当然のようにバリバリやってくれるし、 やっとにこちゃんが一日中田んぼで飽きずに作業を継続出来るようになってきた。
やはり小さいうちは、半分は遊びという感覚でやらないと、あまり無理強いしてもいけない。 3人とも歩けるようになってからは常に大人と作業を共にしてきた。 廃材の家作り、 田んぼ、 薪作り、 料理、 保存食作り、 などなど。
自給においては、家族総出というのが要だ。
最近ではリフォームの現場にも子ども達が活躍してくれるようになってきたし。 彼らもそのアルバイト料で、自転車やバイクの部品を買ってはメンテしながら旅の計画をしたり。
とにかくお米の生産効率は最高! こういう年に数回の作業で、一年分食べられるんやからねー。 これでも農業という捉え方じゃなく、あくまで自給用の家庭菜園という感覚。
後2~3週間干して脱穀すれば、新米が食べられる。
いや、まだ去年のお米が実家の納屋で保管されてる。 ジャンジャン麹にして、醸造せねば~~~!!!
Comments