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廃材建築での増築工事③【屋根、外壁、床工事編】

廃材天国の陣です!

ここの所は、民家に廃材を使っての増築工事の様子の記事です。

廃材建築での増築工事①【廃材の搬入、基礎工事編】 廃材建築での増築工事②【束で床の水平を出す、柱〜屋根下地まで】

屋根に波トタンを張る

前回の記事で完成した下地に波トタンを張ります。
主流はガルバリウム波板です。
ガルバリウムとは昔の亜鉛メッキとは異なり、
アルミ+亜鉛合金メッキの事です。
耐久性能が高くメッキ皮膜の寿命は、
塩害地域で15年、工業地帯や田園地帯では25年以上というスグレモノ。

原則として2山半被せます。
で、下側の端が「上げ」、被せ側の端が「下げ」になるよう、
波板自体の裏表を交互に張っていきます。

まず最初の2~3枚は本固定せずに、
下地との直角を念を入れて合わせます。
これは張り始めが超肝心で、少しても直角がズレると、
どんどんその差は開く一方なので神経を使います。

ビシーッと軒先が揃いました。
もちろん傘釘は「ステンレス連結傘釘」です。
これを、プラ傘の釘や鉄の傘釘を使うとガルバ波板本体の寿命にも影響します。

アルミサッシの取り付け

次はアルミサッシ枠の組み立てです。

ここに引き違いの大型サッシを入れます。
中の大引きには根太を打ち付けて始めています。
柱と柱の間に筋交いを入れ、仮の筋交いは全て外しました。

サッシ枠取り付けの際、直角は慎重に慎重を重ねて微調整します。

もし、クレセント鍵(内側からの鍵)がサクッと入らずに硬い時には、
この戸車の高さを微調整するネジで合わせます。
双方のサッシを微調整すると大抵はよくなります。
最も、サッシ枠の直角ズレが許容範囲を超えていなければの話ですよ。

野遊が90mmの釘打ち機でガンガン根太を留めていきます。
釘打ち機を使わない場合、45mm角だとやはり90mmのビスで固定するので、
段違いのスピードです。

このアルミサッシ窓は土歩担当でやってくれています。

土歩は105mm角の梁兼垂木の小口の間に鼻隠し用の下地を、
野遊は束石の間の壁下地をそれぞれ担当してくれています。
手前の中古サッシは僕担当でした。
これは元々の母屋に使っていたものを施主の要望で使いました。

この増築分の幅は1820mmで、サッシの内幅は1870mmというもので、
45mm角でプチ出窓にして、強引に入れました。

こういうのは、廃材利用でよくある事です。
現場で材料ありきで、それに他を合わせて何とかする。
実際にやりながら考えてるとアイデアは出てくるもんです。

壁下地作り

土歩の鼻隠し下地と同時進行で、野遊は壁面下地の胴縁(どうぶち)を入れていきます。
胴縁とは19mm×38mmの平たい角材です。
壁面は木目のプリントトタンなので、300mmピッチでの下地です。

これは50mm釘打ち機に、38mmのワイヤー釘を入れて打っています。
この小型釘打ち機だと、最低19mmの釘が打てます。
前回の90mm用のと違い、軽くて取り回し最高です。
道具はこうして各種取り揃えると超便利です。

釘打ち機のメリットは片手で材料を持って、反対の手でドシュッと固定出来る所です。
ビスと比べて打つスピードが速いのも魅力ですね。
前回の記事でも書きましたが、何台も揃えるとなると「高圧」は高いし、
実質的には「常圧」で充分ですので、常圧でいいのでエア工具はあった方がいいですね。
野地板を張るスピードなどは驚異的です。

土歩がアルミサッシドアの取り付け中。

下地が出来て、プリントトタン施行中。

床の施工

室内では僕が床を施行中。

水色枠の部分に隙間があります。
鉛筆でケガいている部分を切って隙間がなくなるように調整します。

造作用の薄刃ノコで丁寧に切ります。
こういう微調整の時には丸ノコよりも断然手ノコです!
特に造作用で新品の替え刃をつけると、スパッと切れますね。

入りました!

コンパネとコンパネの継ぎ目は根太の裏に適当な廃材を固定して、
根太間に短い切れ端を入れます。

これで頑丈な床になります。

 

コンパネが張れたら養生用のゴザを敷きます。

これは畳屋からタダで貰える廃材で様々な用途に使えます。
使い終わると燃やして処分出来るのも魅力ですね。

コンパネとゴザが敷き終わりました。
普通はコンパネは捨て張りで、この上にフローロング材を張ります。
しかし今回は施主が後で敷物で何とかするのでコンパネのままでいいと!?

これは斬新ですが、安くするには最高のアイデアです。
廃材を使って安くすると言うても、
仕事としてやる場合には最低でも合板のフローリングでも張らな、と思っていました、、、。

最低限でいいので安くてして欲しいというのはよく言われますが、
材料や手間を減らすとどんどん安くなります。
合板のフローリングさえ使わずにコンパネ仕上げでいいと言うのは最高です。

廃材天国の床は廃材のコンパネの上に廃材の畳を敷いているだけです。
日常使っていて何の問題もないし、
何かをこぼしたり、
子どもがガンガン遊んですり減ったり、
猫がガリガリやっても全く心配ありません。

だって、また畳屋から廃材の畳もらって来て敷き替えたらいいだけやし!!

車でも家でも一緒やけど、
最初買う時は傷一つないピカピカのもんを欲しがるもの。
でも実際に使うのに傷一つ付くかどうかに一喜一憂して快適に使えるか!

キレイな方がいい。
傷のない方がいい。
それらは全て人目を気にする自信のなさから来るのだ。

いいかどうかの価値観は自分で決めろ!
自分自身が実質本位の住み心地と使い勝手を実現しない限り、
本当に納得する事など出来んぞ!!

そうして、自分が自信を持って納得していると、
廃材の家であろうとも、
「素晴らしい家ですね〜!」
と言うてくれるものなのだ!!!

 

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