お茶など販売中です

【古民家の屋根改修工事】波板で全面を覆う、簡易かつ抜本的な修理方法

どうも!
廃材天国の陣です。

今回は、古民家の大きな屋根の改修工事のポイントです。
以前に紹介した、瓦を下ろさずに波板を被せてしまうという工法です。

瓦屋根の雨漏りを簡単かつ根本的に直す画期的な方法とは?

前回に紹介した他の工事では、屋根の中でも雨漏りが酷い一部だけに波板を施工しました。

今回は大屋根全体を波板で覆ってしまう工事です。

場所

場所は何度も工事に通っている、神戸の外れ。
伝道詩人えいたが手がける、産前産後のケアハウス「ミクマリの里」。

あまりも雨漏りが酷い部分には、ブルーシートで凌いでいました。

かつての古民家再生ワークショップ

【古民家再生】神戸の外れの築100年超えの古民家再生ワークショップ①(瓦補修、柱交換編) 【古民家再生】神戸の外れの築100年超えの古民家再生ワークショップ②(柱の入れ替え、床下地編) 【古民家再生】神戸の外れの築100年超えの古民家再生ワークショップ③(五右衛門風呂編) 【古民家再生】神戸の外れの築100年超えの古民家再生ワークショップ④(床、排水、タイル編) 【古民家再生】神戸の外れの築100年超えの古民家再生ワークショップ⑤(漆喰、電気工事編) 【古民家再生】神戸の外れの築100年超えの古民家をリノベーション⑥(階段、踊り場、トイレ編)

古民家の雨漏り補修について

雨漏りと一言で言っても、様々な原因があります。

  • 瓦が割れて雨が漏れる。
  • 瓦がズレて隙間が出来て、そこから漏れる。
  • 谷(板金)に穴が開き、そこから漏れる。
  • 雨が毛細管現象などで、伝って漏れる。

5~60年以上前の民家の場合、瓦の下には土が敷き詰められており、
少々の雨漏りはその土が吸収してくれます。
しかし、その土が台風などの大雨と時に流れて上の瓦が大きくズレてしまうと、
どんどん悪循環が起こり、雨漏りは酷くなります。

3~40年ぐらい前の瓦の下にはルーフィングシートと言う、
防水性のシートが敷かれています。
この時代の瓦はズレまくったりしにくいです。
とは言え、瓦が割れて雨が侵入している箇所と、
実際に雨が漏れている箇所が違う事が起こり、雨漏りの原因が突き止めにくいのです。

このように、雨漏りはあらゆるケースを想定して、
原因の特定と、それに見合った確実な対策が求められます。

今回の工事のポイント

今回の築100年を超える古民家の場合、
2015年に僕が補修を行った後も、施主自ら何度もコーキングやモルタルなどでの補修を実施してきています。

それでも、小雨の時には大丈夫でも、大雨の時には漏れたりしながら、
先述の瓦の下の土が流れたり、瓦そのものの割れが進行したりと、状況は悪くなりつつあったようです。

そもそも、瓦が古くなると、人間が上がっただけで割れたりする事もあります。
そこで今回は、波板でスッポリと覆ってしまうという工法を採用しました。

この工法では、まず瓦を下ろす手間と、瓦の処分が割愛出来ます。
瓦の上から直接下地の角材を打ち込み、そこに波板を張るというコストカット法なのです。

瓦屋根に直接下地を作る

まずはブルーシートを外します。
写真で見る印象よりも、瓦の傷みは酷く、
割れた部分のコーキングなどのちょっとした応急処置では直せないと判断しました。

今回は下地に35mm角の角材を用いました。

瓦を割って、下地の垂木にビスを打ち込めるようにします。
軒先の下に垂木が見えるので、そこを狙うのです。

210mmという超ロングなビスを使います。

これだけ長いビスを打ち込むには、ちょっとしたコツが要ります。

ジャンジャン下地を入れていきます。

ガルバリウム波板張り

「ガルバリウム波板」を「ステンレス連結傘釘」で止めていきます。

このセットで、長期に渡って錆びにくくなります。
間違っても、鉄の傘釘で打ったりしないようにね!

上の波板は棟瓦にピッタリとつけます。

反対側にも下地が完成したので、波板を張っていきます。

一度波板を張ってしまうと、急傾斜で上は歩けません。
張った所から逃げながらの施工です。

最後はL字型の金物を固定して、そこに適当な角材を置いて足場を作っての作業です。

大屋根の波板張りは大詰めで、下の平屋の方にも下地を入れています。

大勢でやるので、ジャンジャン進みます。

「尾」の部分は金切ハサミでカットしながら張ります。
瓦部分との微妙な隙間はコーキングで防水して、波板の下に雨が入らないようにします。

この「テスキーS」は、あらゆる場面で活躍してくれる金切ハサミです。

棟瓦がズレている所にはモルタル、
瓦と波板の隙間にはコーキングで防水します。

えいたと息子のコンビで張ります。

完成です!!

元々天窓にしてあった部分には、ポリカーボネートの波板を張りました。

表の様子です。

作業中はみんなでご飯が最高!!

おまけ

食事している所の上は吹き抜けで気持ちいいんです。

この階段で上へ上がります。

泊めさせてもらった部屋です。

まとめ

ここでは常にワークショップという形を取っての工事です。
大勢でやるから早いし、楽しいんです。

えいたの詩人の活動や、バースカフェの活動には賛同者が多いです。
ここ「ミクマリの里」ではトモミーという助産師が家族で住み始めたというのもあって、大所帯での作業でした。

しかし、古民家を借りたり買ったりして自分一人で直そうという方も要ると思います。
そういう方にプレゼント!

うちは、一人で廃材の家を一から建てたんだ!
何もない田んぼにコツコツと廃材を運んで、5年を費やした。
誰にも手伝ってもらっていないし、業者やプロにも一切頼んでいないぞ。
一人だから出来ないという理由で、取り掛からないからいつまで経っても出来ないんだ!!
アレコレ考える前に、作業服を来てスコップを持て!
やり始めない限り、出来る気は起こらないのだーーー!!!

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA